学生が2年間Office365 Business Premiumを契約してみて | Office365AdventCalendar2015 3日目
はじめに
初めまして,情報系の学生をしている田中ァと申します.
これはOffice 365 Advent Calendar3日目の記事です。
今年はAdventCalendarで何か書けないかなぁとリストを眺めていたら,「Office365がちょっとでも入っていたらなんでもOK!」とあったので軽い気持ちで登録しました. 技術的なことなんて書けないのになぜ登録したんだと若干後悔してます.
「Office欲しいけど個人でOffice365 Business Premiumってどうなの?」とよく学内外で聞かれるので,2年間個人でOffice365を使って「良かったこと」「悪かったこと」を書いていきたいと思います.
契約したきっかけ
手持ちPCのOffice2013で作成したファイルを,大学貸与PCのOffice2007で開くとデザインが崩れる問題で困っていた時,当時大学院生だった先輩から「管理者権限なしで最新のOfficeが使えるOfficeオンデマンドいいよー」と勧められ,「Officeのライセンスも複数欲しいし買っちゃうか…月々1000円ちょっと(確か)だし」と軽い気持ちでSmall Business Premiumを契約したのがきっかけです. (もちろんファイルの保存形式を変えれば解決したのですが毎回毎回面倒だったので…)
ちなみに,Officeオンデマンドは2014年8月21日に廃止が発表され,同年11月に廃止となりました.(なぜ終了してしまったかわかりません…Office Onlineが便利になったからでしょうか?)
また,契約した当時のSmall Business Premiumは廃止となり,今はBusiness Premiumというプランに移行しています.
Office 365 Business Premium - 中小規模のビジネス向けソフトウェア
Office365 Business Premiumを契約して良かったこと
Microsoft Officeの最新版をWindows/Mac問わず5台にインストールできること
Office365を契約する最も大きな理由. パッケージ版やSoloでは2台までだったインストール台数が5台まで増えます.
しかしAccessがないので注意.
Webブラウザから簡単に独自ドメインのアカウントでメールを利用できること
情報系の学生は使い道も考えずに勢いでドメインを買ってしまうことが度々あると思いますが*1, Office365とドメインを結びつけることで,独自のドメインのメールアドレスでメールサービスを利用することができるのでなんとなく取ってしまった独自ドメインを有効活用できます.
また,Exchange OnlineではOutlookのWebアプリケーションが利用できるため,わざわざメーラーの設定をしなくてもブラウザ一つで独自ドメインでメールサービスを利用できるのは非常に便利です.
簡単にスマートフォンでメール・連絡先・予定表を同期できること
Android端末であれば,Gmailクライアントからログインするだけでメール・連絡先・予定表の全てをAndroid標準のアプリで同期することができます. これでGoogleに各種情報を預けるのが嫌いな人も安心ですね.
iOS端末は使っていないのでわかりませんが,Appleのサポートページを見るとAndroid同様簡単に同期ができるようです.
Office365 Business Premiumを契約して悪かったこと
1TBもあるけれどOneDrive for Businessがとても使いにくいこと
このプランには1TBのクラウドストレージが提供されます.
OneDriveの名前が入っているものの中身はSharepointのようで,OneDriveと比べ制限が多く,使いにくい点が多々あります.
フォルダごとの同期の選択ができない
1ファイル2GB,20,000ファイルまでの同期ファイル数の制限がある
解決してた!!!!!!
信頼性の向上と選択的同期機能の改良が実現されており、同期ファイル数の制限 (20,000 ファイル) が撤廃されると共に 1 ファイルあたりのサイズ制限も 10 GB に引き上げられます
やったぁ!これで課題も一眼レフで溜まったRAW画像のバックアップも好きなだけ投げられるぞ!
おわりに
今年も更新時期が近づいており,前回の更新以降に値上げもあったためプランの見直しをしていました.
- Officeアプリケーション
- Exchange Online
を利用したいのであればBusiness Premiumが最もお得になりそうです. OneDrive for Businessの使いにくさからsoloプランも考えましたが,その問題も解決しそうなので安心して更新できます.
上に書いた機能の他にも使っていない機能が多くありますし,APIを使って便利なこともできるようなので,来年はそれらに挑戦していけたらと考えています.
以上,マーケティングのようになってしまいましたが,Office365を個人で使ってみようと考えているユーザの参考になればいいなと思います.
明日は@sakiarutoさんの「google Appsからのメール移行の一例」です.
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*1:要出典